はじめに
今日は「おひさま村農園」の鈴木さんのところへお邪魔しました!
ただ、1日の密度が濃すぎたので、複数回に分けて記事を書いていきます…。自分の頭の中を整理していくのにも時間がかかりそうですが。笑
【ピンク色のブルーベリー!?】あまり市場に出回らないブルーベリーたち
「イチジク編」とタイトルにしておきながら、いきなりブルーベリーのお話です。笑
鈴木さんのお宅へ到着して早々、ブルーベリーの苗木(?)が目に飛び込みました!お話を伺ったところ、甘さや酸っぱさなどの味は、そのブルーベリーの種類によるそうです。
個人的に好きな食べ方は、ヨーグルトにブルーベリー、蜂蜜、砂糖を入れるというものです。おばあちゃんがよく作ってくれていたので、個人的に非常に思い出深い食べ方です…。
そんな話をしていると、どうやら「ピンク色のブルーベリー」があるとのお話が!
「フロリダローズ」「ピンクレモネード」という品種だそうです。なかなか市場にも出回らないもので、その味については鈴木さんにとっても未知の世界だとか…。
これからが非常に楽しみです!
【元祖クローン技術】イチジクの挿し木を行いました!
作業場へ移動して始まった作業は、イチジクの挿し木という作業です。
挿し木(挿し芽)は株の一部を切りとり、発根させて増やす方法のことを指します。ハーブや観葉植物、多肉植物、種からでは増やしにくい草花(球根は除く)などに用いることができます。株から切り取る部分により、「茎挿し」「茎伏せ」「根伏せ」と分かれます。
挿し木(挿し芽)とは?挿し木で増やす方法と発根させるコツ
同じ株(枝)の一部を切り取って行うものなので、原理的にはクローン技術と同じ。
この「挿し木」という手法が歴史的にいつ頃から行われるようになったのかは、文献をしっかりと調べなければ分からないのですが、少なくとも現在のような「バイオテクノロジー」が発達するずっと前より行われていたのでしょうから、クローン技術の「元祖」と言えそうですね。
こうして農業に関わってくると「人間の知恵は本当に凄いなあ」と圧倒されるばかりです…。
写真の撮り方が下手なのですが…。
これ全てがイチジクの挿し木に使った株です。
作業が始まる前にこの量を見た時は、正直なところ途方に暮れていたような気もしたのですが…。笑
鈴木さんのレクチャーを受けながら、おなじみの拓也さんと作業を進めていきました。
挿し木で重要なのは、株と土をしっかりと密着させること。マルチシートに穴を開ける作業から、そのことを意識するようにアドバイスをいただき…。こうしたちょっと小さな作業で、甘いイチジクが出来上がるんですね。
一通り作業を終えて見てみると、非常に壮観!
規模も大きかったので、本当にやりがいがあります…!
作業した人数が多かったので、お昼前には終了しました!
【幻のイチジク】黒い果実の”ビオレソリエス”
鈴木さんや拓也さんのお話を伺っていると「幻」というワードが…。
「幻の黒イチジク」とも呼ばれる品種の「ビオレソリエス」というものだそう。
少し調べてみたら、古くからフランスで栽培されているのですが、国内生産者はごく僅か。
市場に出回る量も相当量限られているみたいです。
僕のスマホのアルバムには、イチジクの写真がいっぱいあるのですが、見た目が全て同じに見えるので…。
写真を取り違えていたらすみません!笑
こちらは「ビオレドーフィン」という、また別種のイチジク。
「桝井ドーフィン」という種類が一般的に流通しているものだそうですが、それとはまた別の種類とのこと。
余談にはなりますが、イチジクの話を伺っていると、やたらと「ビオレ」という接頭語を耳に…。
「ビオレ」というとハンドソープでお馴染みの某企業が頭に出てくるので、マーケティング戦略に上手いこと乗せられているなあと思ったり。
そんなことはさて置き、これほど「ビオレ」というワードが使われている以上は何かしらあるだろうと思って調べたところ、こんな意味がありました。
Bioreの語源は、「Bios」+「Ore」。
ギリシャ語で、満ち足りた(Ore)生活(Bios)を意味しています。
ビオレブランドについて
引用元は、まさにその某企業なのですが…。笑
こういった意味があったのですね!
「ビオレ」が名前に付くイチジクは生食用のものが多いみたいです。
生食用イチジクほどの贅沢品はなかなか味わえない訳で、そういった意味で「ビオレ」ですね。
次回予告
最初にあった通り、今日は非常に密度の濃い1日だったので記事を分けて書いていきます。
次回は「【山菜編】法学部生が農家コンサルタントになろうとする話 – 9」と題して、人生初の山菜採りについて!
鈴木さん、今日は本当にありがとうございました!また、よろしくお願いいたします。
ではでは。
(メモなどはブログにそぐわないので、ここで書くのは止めることにしました!)
ありがとうございました!