更新しま〜す。
本日の作業用BGM
「U.S.A. For Africa」の「We Are the World」です。オススメに出てきたので、聞いています。
世界的に有名なアメリカのミュージシャンを集めて収録し、その売り上げをアフリカの貧困問題・飢餓問題への寄付に充てられました。チャリティ活動です。
朝の散歩から
出発予定時間は昼前。時間があったので、朝食に鳥刺を食べてからブラブラしていました。
ホテル付近にあった通りです。
その付近には、こんな看板もありました。薩摩偉人がこの辺りを歩いていたんだなぁと思いながら、お散歩お散歩。ただ、あいにく歴史には疎いので、もったいないひと時でした。
鹿児島 to 指宿
さて問題です。
「指宿」
これは何と読むでしょうか?
正解は「いぶすき」です。
(文字を反転して表示してください)
古めかしいワンマン電車に乗車して、向かいました。
ここまで古い電車は、なかなか見ないですね。
そして、指宿駅で「まつざわ農園」の松澤さんと合流して、市内を案内していただきました。以前、サツマイモの苗を鹿児島から取り寄せたのは、この農園からでしたね。
指宿と言ったら「そうめん流し」
普通、指宿と言ったら「砂蒸し(砂風呂)」が有名ですが、今回は「そうめん流し」です。指宿市が運営している専門店に伺いました。
「唐船峡」と呼ばれるこの地域は、非常に綺麗な水が湧き出ており、そうめん流し発祥の地でもあります。
さてさて、「そうめん流し(流しそうめん)」と聞けば、位置エネルギーを上手く活用した竹型を想像される方が多いと思いますが、鹿児島県は全く異なる流し方でした。
円形のテーブルには、ドーナツ型の機械がありました。結構強い水流がグルグル回っています。そこに、次から次へとそうめんを流していきます。
細く、コシが強いのも特徴的でした。そして、つゆはもちろん甘口です。味噌汁も甘めでした。
ちなみに、味噌汁には鯉が入っていました。少しばかり臭みを感じましたが、思ったよりは普通の魚。水が綺麗だからこそ、この味が出せるんですかね。
無事にカエル(帰る)という意味を込めて作られた、苔びっしりなカエルの置物もありました。
非常に情報量が多い、ですが自然豊かな場所でした。笑
「イッシーくん」
食後は市内をドライブしながら、いろいろなお話を伺っていました。
まずは「イッシーくん」から。
「昭和の名残」と表現して良い場所かもしれません。
上の看板を読んでいただければ分かると思います。要約すると、指宿市の池田湖でネッシーらしきUMAの目撃情報が多数報告されたので、ネッシーになぞらえて「イッシーくん」と名付けたそうです。
観光地化を目指した痕跡がそこら中にありました。
僕にとって、この寂れた感じがたまりません。おそらく一時は非常に栄えた場所なんだろうと思います。
そして南国…。
同じ日本とは思えない空間でした。北と南ではこれほど大きく変わるんですね。
「開聞岳」
その次は、開聞岳へ。指宿市内では一番高い火山で、標高は924mだそうです。
形が綺麗なんですよね。いわゆる成層火山ってやつだと思います。
松の木が松島を想起させますが、ここは鹿児島県でした。
自然って良いなぁ…。
ニャンコタイム
松澤さんのご自宅に伺い、少しばかり休憩時間。
ストーブの上に佇んでいた猫は、少し気性が荒く、「シャー!!!」と威嚇されたり、爪で服を引っ掻かれましたが、「撫でろ!撫でろ!」と言わんばかりに頭を擦り付けてくる、ツンデレな猫でした。
犬も良いですが、猫も良い…。
鹿児島の農業事情
温暖な気候、非常に豊かな自然環境。あたり一帯を見回しても、温室ハウスはほとんどありませんでした。
これはスナップエンドウの畑。ハウスを建てる必要がないので初期投資は安価です。そのため、何十町歩(何十ヘクタール)にもおよぶ広大な面積を使うことができます。
これだけ広くて、非常に適当な環境なら、売上も凄いだろうなと思っていたら、そうではないそうです…。
ここからは、経済学でいうところの「需要と供給」の話ですね。一般に、需要量に対して供給量が上回ると、価格は安くなっていきます。
鹿児島県(指宿市)では、温暖な気候×豊かな自然環境で栽培されますが、その場合の供給量はどうなるでしょうか?
ご想像の通り、供給量が需要量を大幅に上回るので、価格が非常に下がります。中には、販売している野菜よりも、それを梱包するビニール袋や段ボール箱の方が高い農家さんもいらっしゃったそうです。そういえば、ドライブ中に「10kgで500円」と書かれた人参が販売されていたのを思い出しました。価格崩壊が起きています…。
特に今年は生育が良かったそうで、ほとんどの農家さんでは人手が足らなくなるほどに。そのため、収穫しても保管せず、そのまま地面に廃棄している畑も見かけました。
また、サツマイモの方はというと、「根腐れ病」らしき病気が蔓延してしまったそうです…。苗そのものの病気なら抜いて終わりですが、厄介なのは土が原因とされていること。行政からの通達では、土を全部取り替えてください、とのことらしいです。
サツマイモが収穫できなければ焼酎も作れなくなるなど、農業以外の分野にまで影響が及んでいます。この辺りは、後日伺った焼酎醸造会社「吉永酒造」さんでの視察でも触れるかなと思います。
肴と焼酎
その後、別れ際まで肴と焼酎にお世話になりました。笑
カツオのたたき定食を注文。玉ねぎを散らし、酢でいただきました。非常にさっぱり!
そして、こちらはキビナゴの刺身で、酢味噌をつけて頂きました!コリコリとした食感が特徴的でした。キビナゴは普通のスーパーでも販売しているほど、鹿児島県ではメジャーな食べ物のようです。
そして、最後に出てきたのは「カンパチのカマ」です。
カマを食べたのは初めてでしたが、凄い脂の量に驚きました。笑
魚に対して「ジューシー」という言葉を使うのは初めてでした。
もちろん、片手には焼酎でした。先述の「吉永酒造」さんのブランドである「利八」をお湯割で頂きました。完全なる「飲んだくれ」です。
実際のところ、鹿児島県に来るまで焼酎には抵抗がありました。匂いは良いのですが、あの独特な風味と強いアルコール感。ただ、お湯割りを飲んだことで世界観が変わったようです。
焼酎にハマったのが、今回の成果物かもしれません。笑
今日はここまで
翌日はフリーな日だったので、鹿児島観光の1日でした。次はその辺りのことを書いていきます〜。
ではでは。
ありがとうとうございました!