指宿市内を再び巡りました〜。
本日の作業用BGM
「スキマスイッチ」の「ユリーカ」です。前回が宇宙兄弟のED曲だったので、今回はOP曲を持ってきました。
ぶっちゃけ、宇宙兄弟の曲は知っていても、ストーリーが分からないんですが…。笑
またまたフェリーで移動
昨日の「ふくどめ小牧場」で一泊させていただいてから、向かったのは指宿市です。
そんなわけで、鹿屋市からフェリーで鹿児島市の方まで戻りました。
この日の空は、澄み渡っていて、非常に綺麗な青空でした。
完全に噴煙が確認できました。
Go to 指宿市
拓也さんのご友人のご友人である井上さんに送迎していただき、到着しました。車で1時間くらいでしょうか。
指宿市の目抜き通りです。
閑散としてしまっています。「砂蒸し(砂風呂)」が有名な観光地ですが、時節柄のためか、観光客はほとんどいませんでした…。
早くコロナが落ち着いて欲しいです。
そして、時間が時間だったので、お昼ご飯です。
海鮮丼をいただきました。
どの料理屋さんに行っても、醤油は甘く、なぜか味噌が付いてくることに気付きました。口直しのためではなさそうですが…。
指宿よりもっと南下したところ、電車だともっと奥のほうにある「枕崎」ではカツオが非常に有名で、指宿市にも流通しているのでしょうか。確か、カツオも入っていた気がします。
ごちそうさまでした!
ぐるっと廻って、焼酎醸造会社の吉永酒造へ
最初に、井上さんのご友人が新しくオープンしたという「御菓子司 鳥越屋(砂むし会館 砂楽前)」に伺いました。
コーヒーと、その場で削った鰹節を使った味噌汁をいただきました。写真は撮影していませんでした…。プレオープンということもあり、まだ商品棚には少し空きもありましたが、これから充実していくんだろうなぁ…。
ごちそうさまでした!
そして、次に伺ったのは「吉永酒造」です。
芋焼酎のブランド「利八」を製造・販売されているお店です。以前、指宿市に行った時に飲んだお酒ですね。芋焼酎にハマるきっかけとなった種類でもあります。住宅街にお店を構えているので、最初はどこがお店か分かりませんでした…。笑
早速、蔵を案内していただきました。
まず目に飛び込んだのはこちら。焼酎瓶の栓をしているようです。
この「吉永酒造」さんも、昨日の「ふくどめ小牧場」さんと同じく、家族経営で比較的小規模に経営されており、特に明治時代創業の昔ながらの醸造会社ということもあり、手作業で行われているようです。
逆に、小規模だからこそ、大企業にはできないような「オリジナル焼酎」や「オリジナルラベル」の依頼もできるとのことでした。
建物も数十年は経っているとのことでしたが、蔵内にいる麹菌がいなくなってしまうので、むやみやたらと建て替えることはできないそうです。本当に「昔ながら」のやり方を引き継がれて製造されています。
この筒状のドラムを使ってお米を蒸して米麹を作ります。
その後、中の温度が一定になる三角形の機械に入れて、麹菌を育てていきます。
この大きな和甕に、水と米麹、酵母を入れて、一次仕込みを行います。ここで出来た物を「一次モロミ」と呼ぶそうです。
そしてこの大きな機械に芋を入れて蒸します。このブログでは「紅はるか」をよく取り上げていましたが、焼酎では「黄金千貫(こがねせんがん)」というサツマイモがよく使われます。1回の醸造で1.5トンものサツマイモを使うそうです…。もちろん、紅はるかを使う焼酎もあります(詳細は後述)。
そしたら、一次モロミに水と蒸した芋を入れて、「二次仕込み」を行います。麹菌が芋に含まれる糖分を急速に分解・消費するため、沸騰しているかのようにブクブクと反応します。マグマそのものです。
その後、蒸留していきます。この過程で、最初に出てくる度数が65〜70度くらいの「初垂れ(はつだれ)」、次に38度くらいの風味が安定した焼酎、最後に出てくる10度くらいの「末垂れ(すえだれ)」を混ぜ合わせ「原酒」を得ます。この時点で度数は40度近くになるそうです。
その後、濾過したものを貯蔵します。
ちなみに、この写真にあるのが「紅はるか」で作った焼酎です。非常に甘い香りが漂っていました。何とも言えない甘さの匂いで、りんごに近い気がしました。
その後は、この機械を使って瓶詰めしていきます。ビールサーバーみたいですね。
詳しい製造過程は、ホームページでも紹介されています!
サツマイモの販路
東北は、芋より米の地域なので日本酒が盛んです。そのため、居酒屋のメニューを見ても、芋焼酎は端っこに小さく書かれています。完全に日本酒文化でした。
そんな地域にいたので、サツマイモといえば、焼き芋や蒸し芋、スイートポテトなどの料理に使うのが一般的で、芋焼酎という手段は考えられません。しかし、今回の視察を通じて「芋焼酎」という新しいヒントを得られました。
製造・販売までは吉永酒造さんのような免許を取っている場所でなければ違法になってしまうので、制限は色々とありますが…。
以前にも書きましたが、鹿児島ではサツマイモの病気が蔓延してしまったため、黄金千貫を含む焼酎用のサツマイモにも影響が出たようです。幸運にも、吉永酒造さんは十分な量の芋を確保できたようですが、不足してしまうところもあるでしょう。
そんな時に、東北から芋を送れればいいなぁと、拓也さんと話していました。1.5トンとはいえ、ロット数は比較的少量で製造できるとのお話だったので、いつかオリジナル焼酎を作ってみたいですね。
芋焼酎にハマってしまった。笑
【伝説、そして幻】伊場カレーへ行きました
その後、指宿市内から様々な道の駅を通って、鹿児島まで送っていただきました。
本当にありがとうございました!
到着したのは夕方5時ごろ。東北ではもう真っ暗の時間帯ですが、鹿児島ではまだ明るい時間帯です。夕飯時なので、拓也さんおすすめのカレー屋さんに行きました。
その名も「IVACURRY(伊場カレー)」です。
サイトを見ていただくと分かるのですが、超カレー好きな個性的な方が切り盛りされているお店のようです。「営業時間:不定 店休日:不定 場所:不定」と見たときは、さすがに笑いが止まりませんでした。笑
その日は限定5食で、ギリギリ間に合いました…。電話をしても謎の外国人に繋がってしまうので、本当に謎なお店でした。笑
ただ、味は絶品でした!後からスパイスの辛味が効いてきます。
例によってカレーの写真は撮り忘れたので、代わりに梯子して食べた鹿児島ラーメンの写真を載せます。
熊本ラーメンと博多ラーメンを足して2で割ったと表現すればいいのでしょうか?麺(替玉)は極細麺、具材は熊本ラーメン(仙台の「おっぺしゃん」に近いです)でした。
めちゃくちゃ美味かったです!
疲労のためここで終わり
この日は、視察の疲れのためか、体調を崩しかけたので早めに帰りました。
ですが、充実した視察となりました。
ありがとうございました!