今日も非常に暑い日でした…。ですが、いつも通り「おひさま村農園」さんのところで作業を!
昨日の話はこちらから〜。
【ミツバチを借りる!?】朝から桑島養蜂場へ!
以前のブログでも出てきた桑島さんのところへ!
今回伺ったのは、ミツバチを借りるため。
というのも、キウイの花の受粉に必要だからです。最近では人工授粉をする農家さんも多いそうです(特にりんご農家さんに多いイメージがあります)が、非常に手間がかかってしまう…。
その点、ミツバチに受粉をしてもらえばその手間が省け、その上に巣箱の蜜がたっぷりになるので、一石二鳥というところでしょうか。笑
早速、ミツバチの巣のお引っ越し作業へ!
ビクビク&ワクワクしながらトラックの荷台へ移動完了!
桑島さんから養蜂などに関するお話を伺ってから、農園に戻りました。養蜂は非常に奥が深い…。
ミツバチのお引っ越し!
農園に帰ってきてから、巣箱の設置へ!
キウイを植えた敷地(以前のブログで書いた棚のあるところとはまた別の場所)の屋根の下に設置しました。
雨も風もしのげる場所なので、ミツバチにとっては結構良い場所ではないのでしょうか…!
巣箱の下の方にある穴が、ミツバチの出入り口になっています。
蓋を開けてから10分後くらいの様子。
場所が変わってしまい警戒しているのか、設置して直後は動きが見られませんでした。
その後、2,3匹のミツバチが周りの状況を確認してから、次第に多くのミツバチが動き出しました!
ミツバチは、飛び方や動き方で仲間と合図をとっているようです(ずいぶん前に読んだ本に書いてありました)。そのためなのか、入り口から出てきたミツバチは、巣箱のまえで数回飛び回ってから、蜜を取りに行くといった行動をとっていました。
また、よく「黒い服はハチを興奮させる」というのは、桑島さん曰く「黒い服を着た人間は熊に見えるから」だそう。
プーさんのイメージを持つと分かりやすいのでしょうか…。あれは黄色い熊ですが、巣箱を壊された上でせっかく集めた蜂蜜も盗られてしまっては、それはそれは我慢できないでしょう…。だからこそ、襲ってくるそうです。
とはいえ、ミツバチはスズメバチと比べても非常に温厚な生き物なので、下手にちょっかいを出すなどしなければ、刺してくるということはありません。
意外にも、見た目がいかついクマバチも非常に温厚です。もちろん刺してくることはありません!
あの見た目に反して可愛い生き物です。笑
【摘蕾作業】キウイの雄と雌のこと
ミツバチのお引っ越し作業が終わってから、本格的な農作業へ!
今日は「摘蕾(てきらい)作業」というものを行いました。名前の通り、蕾を摘む(間引く)作業です!
キウイの木の写真を見てもらうと分かると思うのですが…。
この丸い塊がそれぞれ蕾で、雌の木であれば全て実になります。
ということは、摘蕾作業を行わなければ、それら全てがキウイの実になるのですが、そういう訳にもいかず…。
なぜならば、木が吸収できる栄養分や水の量にも限界はある訳で、それらを全ての蕾に分配するとなると、一つあたりに充てられる分量は非常に少なくなります。それゆえ、身が小さくなってしまったり、品質も落ちてしまったり…。
鈴木さんに伺ったところ、一つの木からできるのは(樹齢にもよりますが)2,000個の蕾とのこと…。
しっかり摘蕾作業をしてあげなければ、美味しいキウイはできないのです!
ただ、作業自体は簡単なので、淡々とこなしていきました。
具体的なやり方としては、写真にある通り三叉の部分があれば、その先端にある蕾(一番大きいもの)だけを残して、左右についている蕾を切り落とす、という感じです。
これは、実の大きさや品質を調整するための作業なので、花しか咲かせない雄の木には行わない作業です。
ここで、雄と雌の違いについてもご紹介!
これは雄の木の花。
これは雌の木の花。
よくよく見ると分かるのですが、雌の木の花の中には白い塊のようなもの(子房)があります。そして、これが実になります!
木の幹や枝だけを見ても判断できないので、花が咲くまでは雌雄の判断が出せないそうです。これが外観の特徴だけで判断できるような発見ができたら面白そうだなあ、と思っていました。笑
誘引作業も行いました!
ブログでも少し触れたと思いますが、キウイは「ツル性」の植物。
そのため、手入れをしてあげないと、枝は伸び放題…。
風に煽られると折れてしまうこともあるので、支柱や棚に誘引(枝を結びつける作業)をしました。
キウイの木は非常に元気いっぱいで、成長すればするほど重くなるので、自重で垂れ下がってしまうことも…。
作業のしやすさや密集度を考慮して、ツルの方向を調整しながら作業を進めました。
数週間後には、また大変なことになっているのだろうなあ…。笑
軽トラを使う上では必須のスキル
また別のところにキウイの棚を設置する必要があるので、そのための鉄パイプを運ぶ作業へ…!
鉄パイプがおいてある場所が農園から遠いので軽トラで運ぶことになったのですが、その際に荷台にロープを使って鉄パイプを括り付ける必要がありました。
そこで使う結び方が少し特殊だったので、鈴木さんに教わりました!
教えていただいたのですが…。
僕がやるとなぜかスルスルと抜けてしまい…。まるで手品のようでした。笑
試行錯誤しているうちに、なんとか正しく結べるようになり…。今ではマスターしました(恐らく)!
鉄パイプを軽トラに積んで運んだ後は、棚づくりのために色々な準備に…。
今日は夕方になったので、本格的な作業はまた後日になりました!非常に大変な作業ですが、頑張ります!
最後にお願い
新潟県燕市の取り組みに倣って、山元町でもとある企画を進めています。
山元町で活動をしてくれたボランティア団体やインターン生に向けて、様々な支援物資を送る、というものです。
詳しくはFacebookの投稿にも掲載しているので、そちらからご覧ください!
ではでは。
ありがとうございました!